合格辞退と奨学金申請
「奨学金申請の準備なんてしてる暇はない。」
そんなことを考えていた僕ですが、最終的にはフルブライト奨学金で1年目の学費や生活費などを支援してもらえることになりました。これは、人材交流を通して平和な世界を作ろうという趣旨で作られたアメリカ留学のための奨学金です。
フルブライト奨学金
日本には、たくさんの留学支援奨学金があります。若ければ若いほど多くの選択肢があります。そして、その多くは返済義務がありません。(もちろん、奨学金の意義に貢献する心意気は必要です。)
大学院入学辞退→奨学金申請
2014年の5月、合格した大学院を資金不足のために辞退しました。合格したのに行けないというのは精神的なダメージが大きく、「もう留学やめようかなぁ」と考えるほどモチベーションがギリギリの状態でした。
指定されたのは10日後。
しかも、公式発表されたのが2ヶ月前!?
プログラム概要を見て、直感で「これだ!」と感じ、深夜にプルプル震えながら記事に書いていた連絡先(学科長のメアド)に情熱的なメールを送ってしまいました。
結局、このプログラムを第一志望の大学院として奨学金のインタビューを受けることに決めました。ただ、既に出願予定大学のリストは提出してしまっているので、面接の時に志望校の変更について説明する必要がありました。(今、振り返ると別にしなくても良かったのかもしれませんが。)
「MITって、超難関で競争率高いんだけど大丈夫なの?」
「新設プログラムって、まだ実績ないけど大丈夫なの?」
笑顔いっぱいで「大丈夫!」って答えました(笑)
面接の前半は留学動機や志望校についてのやりとりだったので想定の範囲内でしたが、中盤で想像していなかった質問をされました。
「日本と韓国とアメリカのデザインの違いを教えてくれる?」
「日本のデザインの強みを教えてくれる?」
はい、パニックタイム開始です。
まさか、こんなピンポイントな質問されるとは思っていなかったので動揺しまくりです。日本語でも答えるの難しいのに、英語で説明するなんて難易度高すぎ。。。なんとか私見を話したものの、何を話したかハッキリ覚えていません。全体で15分ほどの面接だったと思います。
面接を振り返ってみると、とても大事な質問をしてもらったと思いますし、ちゃんと答えられなかった自分が悔しかったです。
日本は「質」、韓国は「スピード」、アメリカは「融合」という異なる特徴(強み)があるというのが今の僕の答えです。
面接から1ヶ月後、待ちに待った結果が届きました。
「あなたは、補欠に選ばれました。」
補欠!?補欠って何??
面接の前半は留学動機や志望校についてのやりとりだったので想定の範囲内でしたが、中盤で想像していなかった質問をされました。
「日本のデザインの強みを教えてくれる?」
まさか、こんなピンポイントな質問されるとは思っていなかったので動揺しまくりです。日本語でも答えるの難しいのに、英語で説明するなんて難易度高すぎ。。。なんとか私見を話したものの、何を話したかハッキリ覚えていません。全体で15分ほどの面接だったと思います。
そう、奨学金には「補欠」(Alternate Candidate)というポジションがあるのです。
簡単に言うと「支援してあげられるか分からないけど、他の人が辞退したり、お金余ったりしたら考えてあげるから、大学に合格したら教えて。」というポジション。
この「補欠」というグレーな状態のまま、出願に突入することになります。
補欠合格→正式合格
この間もGMATを受けていたのですが、こんな不安定な状態のままでよく続けられたなぁと思います。
そして、忘れもしない4月1日。
会社のお花見宴会で(久しぶりに)飲んだくれている時に、1通のメールが届きました。
えっ!!
一瞬で酔いが冷めました。
が、結局飲み過ぎつつも、正式な奨学生になったことをMITにメールで伝えました。翌日、メールを確認するとMITからよく分からないメールが深夜に届いていました。二日酔い気味だったので、そのままスルーして会社に行く途中にメールを読み返してみると、なんだか合格通知っぽい添付ファイルがあるじゃないですか!
「I am excited to inform you that you have been accepted to the Integrated Design & Management track at MIT!」
朝から泣きそうになりました。
助けてくれた人たちに感謝しまくりました。
諦めないこと
強く願い続けること
感謝すること
そんなことの大切さを出願プロセスの中で改めて学ばせてもらった気がします。